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2015/09/08

ウクレレ購入!でよく分からない ウクレレの値段の差

「ウクレレを買おうかなー」と思って大きな楽器屋さんやウクレレ専門店を覗いてみると、そのお値段の高さにびっくりされる方も多いと思います。

 

 

 

 

 

よくガズレレ生徒さんに聞かれるのは「ウクレレの値段の差って何ですか?」という質問です。

 

 

 

 

 

ウクレレは2000円の安いものからから10万円~30万円の高価なもの、さらにはもっともっと。都内の楽器屋さんのウクレレコーナーに行ったら10万円が普通くらいなのではないでしょうか?

 

 

 

 

そのお値段、何がそんなに違うのかと言われれば、作り方と素材です。

 

 

 

 

 

高級ウクレレはハワイなどの工房で職人さんたちが一本一本手作業で組み上げて、いちばんいい状態で、いい音が出るところに調整をしてくれています。だから押さえやすい、弾きやすい、音がいい。メーカーや工房は日本、オーストラリア、アメリカなどにもたくさんありますが、やはりハワイメイドが人気のようです。

 

 

 

 

 

こういった高級ウクレレの大定番の素材は「コアの木」ハワイアンコアと呼ばれる木で、輸出がハワイ州によって規制されている貴重なハワイ原生の木目が美しく、音色も最高の素材を使ったもの。もちろんそれ以外にも様々な種類の木があります。

 

 

 

 

 

そして、その木を「単板」で使う。単板とは木を薄く切って、それをそのまま板にした高級品。単板は音が一枚の薄い木だけを響かせて鳴るのでいい音とされています。扱いは繊細でしなりや割れが起こりやすいけれど「木」本来の鳴りです。アコースティックギターでも単板か合板かで評価は全然変わります。

 

 

 

 

 

単板の反対は合板でいわゆるベニア板。こちらは何枚も薄い板を張り合わせているので強度はあるけれど響きは良くないとされており、安価なウクレレの素材は合板材です。

 

 

 

 

 

ということで大まかに分けてみますと

 

 

 

 

 

⚫️ 高いウクレレは手作業で単板素材を組み上げ最終調整されているもの。

 

 

 

 

 

⚫️ 安いウクレレは工場で大量生産で合板で作られ調整されていないもの。

 

 

 

 

 

⚫️ その間の価格帯のウクレレは、合板でしっかり調整されているのもや、アジアなどから新規参入の工房やメーカーが手作業で単板素材を組み上げ最終調整されているものや、今までなかった木の種類で単板素材を使用している、などと分けられると思います。

 

 

 

 

 

そのほかにも塗装の種類や塗料の種類、ブランドの付加価値、パーツや作られた年代など様々な要素が加わってきます。

 

 

 

 

 

 

安いウクレレは中国などの工場で大量生産されているもので、多分ですがババーット作って箱に入り出荷されている。最後の調整もされていませんので少し押さえずらかったり弾きづらかったりすることもありますが、ウクレレデビューの最初のスタートを切るのに、このお値段は嬉しいことです。

 

 

 

 

 

 

私も最初はこんな安物を購入しましたが、あちこち調整して弾き込んでいたら結構使える1本になってきまして、もちろん素材の差は歴然でしょうけれど、最近はウクレレ弦の素材改革で音がすごく良くなってきているので、以前より合板でもしっかりした音が出るようになってきた。

 

 

 

 

 

ギターなら何故かこだわってしまうたくさんのこういったことも、ウクレレなら手軽さが勝ってしまう気がする不思議な楽器。

 

 

 

 

以前のことですがBBQにマーチンの単板ウクレレを持っていってワイワイ歌っていると、居合わせた周りの方々が集まってきて一緒に歌ったり手拍子してくれたり大盛り上がりになりました。これぞウクレレならではのいつもの楽しい光景!

 

 

 

 

 

しかしそのあとこんな展開になりがちなのです。 小さな子供達はウクレレに興味津々「触らせて~!」と笑顔でモジモジしながら聞いてきます。

 

 

 

 

 

ダメーなんて大人げない事も言えませんので、すっと手渡すとキャーキャー大騒ぎ!取り合いになりすったもんだの末に地面にガチャーンと。6万円 のウクレレの後ろの板はバッコリ割れてしまったのでした。

 

 

 

 

 

私はそういったわけであちこち持ち歩いて遊びやライブやレッスン用のウクレレは安い合板をガツガツ使用しています。

 

 

 

 

 

 

しかしながらマホガニー単板のMARTINウクレレやハワイアンコア単板のKAMAKAといったナイスなウクレレもちゃっかり持っているのです。カマカのウクレレはヴィンテージで自分と同じ歳。そんなやつらを家でしっぽり抱えて弾く時間は最高~。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、ウクレレは値段ではないし、素材でもないし、ブランドでもなくて、思い入れを持って愛せるものが一番いいモノだとおもいます。

 

 

 

 

 

 

自分の気持ちを乗せて奏でる、大切な道具なんですから。

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

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