ガズレレはどのようなウクレレ教室かといえば「歌う」ことを中心にしたウクレレ弾き語りをやろう!という教室。
なぜ初心者の皆さんに最初の一歩をお伝えするときから「歌う」ということを強く訴えるのでしょうか??
もっといえば、歌わなければならない!?!?その理由は
①同じコード進行で歌メロディーが違う曲はごまんとあるのです。だから歌うことでしか、何のどの曲を演奏しているかは判断できないのです。
②歌のなかでは2つのリズムがあります。歌詞の言葉のリズムと右手で刻むビート。そのタイミングが違うからこそ難しくもあり、楽しくリズムがわかってくる。
③歌う事は私たちが生まれた時から持っている自分を楽しませてくれる最高の能力!今まで閉じ込めてたけどこれを機に解放しようぜ!という感覚。
まあこんなロマンティックなことなのですが、これをお伝えすると、なるほど!じゃあ下手だけど歌ってみよう!と動いてくださる方が大半なのですが、、、
「え~~ウクレレ習いに来たのにー歌の教室にきたんじゃないもーん」「はずかし~」「オンチだから歌えません」
などなど、もう、たくさんのこういった声も飛び出してきます。
こういうとき、わたしはいつもこう言っています。
「あなたの歌なんて 誰も見てない 誰も聴いていない」
それが当たり前で健全なんです。自分が歌うことで何かが始まりそうだからただ歌う。やってみる。それだけ。
そうすると、まあ確かに誰もわたしの聴いてないよね、、アハハなんだか恥ずかしいわ、、という感じで、大声で皆さん歌いだしてくださいます。
周りの人なんか、全然関係ない話。そもそも皆さん人の事を気にしてる場合じゃない!ってくらいウクレレに夢中に取り組んでいるのですから、聴いているわけない。
他人が自分の事をどう思っているだろうか??なんて思ってもじもじしているのは、飛んだ勘違いで、誰もあなたのことなんて誰も見てないし誰も聴いていないんです。
どんな人も自分のやっている事に夢中なのですから、そんな暇ない。
あ!もし!それを言う人がいるとしたら、それこそ、何にも夢中になれていない、本当の暇人なんだと思います。
暇人だけが集まったら、これはもう大変ですよ。もうだいたい予想がつきますよね??
だから、きっと、間違いなく、何かに夢中な人の中に身を置いていたら「誰も見てない 誰も聞いていない」ということが素晴らしい方向で働き始めるのではないでしょうか。
だからウクレレ教室ガズレレに集まって来てくださる方は夢中になっている人と、夢中になりたい人たちがそこらじゅうからドンドン集まって来るのだと思います。
そういう「場」でもあるのです。
これはウクレレ教室だけに当てはまることではありません。
たとえば、文章を書くこと、作品を作ること、ダンスをすること、スポーツをすること、会社で仕事をすること、趣味に没頭すること、意見を言うということ、未来を考えること、、、、なにかを発信する人!
なにかに夢中になっていて「誰も見てない 誰も聞いていない」と突き進んでいたら、ある日「みんなが見て みんなが聞き耳をたてていること」に変わっているかもしれません。
自分には何にも無いのに、変な勘違いをして自分のことを「みんなが自分を見て みんなが自分に聞き耳をたてている」と思い込んでいる人、もう、笑っちゃいます。
順番が逆ですよね。
私がこのブログを書くときも、もちろんいつでも「誰も見てない 誰も聞いていない」と思いながら書いているのです。書きたいことがあるから書く。まるっきりシンプル。
聴いてほしいから歌うのではない。夢中で歌っていたら聴いてくれていた。
認めてほしいから発信するのはなく、夢中で発信していたら認められた。
そもそも、聴いてくれなくても、認められなくても、それすらどっちでもいい話になってくる。
自分がこれだ!と感じた何かに夢中に人生を傾けられた時点で、それ以上の幸せはないんですよね。
あ、自分は今 暇人だなーヤバい そう思った方は
ひとまず一番簡単で一番小さくて歌えて、すぐに夢中になれるウクレレを始めてみたらいかがでしょうか?
まずは「夢中ってどんなことだっけ??」それを思い出すだけでもテンション上がります。