ウクレレ教室ガズレレ仲間に、とっても仲良しのお父さんと娘さんがいらっしゃいます。
お父さんはロングヘアーで黒い服でロック大好き、娘さんは小学4年生です。
休みの日になると、いつも一緒にウクレレ持って公園に出かけて、楽しそうな写真をSNSにアップしてくれるのですが、小4の女子がお父さんと二人だけで公園でウクレレの練習してるって、なんだか、すごいことだと思いません??
もう4年生って小学校でも高学年。お父さんがちょっとイヤになるような、そんなイメージもあるけれど、とにかく、仲良し。
昨日開催され出演させていただき大盛況の大盛り上がりで終了した「中野ランニングフェスティバル」のGAZZライブにも、もちろん親子で来てくださって、その話になりました。
お父さん
「ひょんなことがきっかけでガズレレでウクレレ始めて、親子で一緒にウクレレを弾いてるのが、すごく幸せだよ~」
娘さん
「あと1年くらいね~」(あと1年したらもう一緒には弾かないわよ)
こんな会話。
まず、最初に、ロック好きのお父さんが「ウクレレなんてダサいもんやらねーよ!」と、いかにもいいそうなキャラ(失礼)なのに、ガズレレでウクレレを始めてくれたことが良かったと思います。
わたしの提唱する「新感覚のウクレレのあり方」に、面白い!ビビッと即座に反応してくれたところから、このロマンティックな話は、始まったのですから。
さて、この親子様たちなのですが、なんで、こんなに仲良く一緒に居られるのでしょうか???
お父さんの周りのパパ友からは「なんでそんなに親子の仲良いの??」「ウチもそうなりたい。いいな~」と親子コミュニケーションで物凄くうらやましがられているそうです。
思春期の女の子を持つお父さんなら、うらやましい話なのだろうと、お察しします。。。。
わたしが思うに、こちらの親子様は向き合って座っていないのです。
横並びのとなり同士に座っていると感じました。
「音楽」というものを、となりで一緒に見て、追いかけている、同士。というか仲間になったからではないかと思うのです。
ウクレレを一緒に始めたことで、教えあったり、一緒に挑戦してみたり、一緒に突き進んでいる、一緒に成長していける仲間でもありライバルでもある、ステキな関係。
わざとらしい親子コミュニケーション、無理して噛み合わない会話、優しくしてもキビしくしても、どうやっても、うまくいかない親子関係。それが思春期にでもなったら。。。。
「音楽」って音学じゃないからいいと思うのです。歌謡曲だったアニメソングだって、なんだっていい。一緒に取り組んで、一緒に歌って「ここが難しよね?」とか「ここはこうしたらもっとスムースに弾けるよね」とか、会話が自然にすすむ。
わざとらしい会話など、1mmも要らない、一緒に進む仲間同士の、自然に交わされる最高のコミュニケーション。
これは、どの楽器よりも、一番簡単で、一番小さくて、すぐに弾けて、すぐに「音楽」できることを実感できる楽器「ウクレレ」だから出来たことなんですよね。
ウクレレ以外の楽器では、親子で一緒に進んでいくことは難しいと感じます。小さくて音も邪魔し合わなくて、簡単で、奥が深くて、なにより、一緒に歌える。
お父さんが一方的に教えるのではなくて、一緒に考えながら、サポートしあって、弾きたい曲に向かっていく。
あんなに小さなウクレレの、また一つ新しい素晴らしい価値観を、その親子に教えていただきました。
あ!
だからか~なるほどー。
だからウクレレ教室ガズレレに参加してくださる多くの方々も、同じ「音楽」を見ているお隣に座っている関係だから、あっという間に、仲良しになれるのですよねー。
つまり、どんな人間関係においても「ウクレレ」は最高のコミュニケーションツールってこと!!!
そして、どんどん、楽しく、その輪が広がっていく。
ありがとうございました。