「おかあさんといっしょウクレレ」を始めてから、私の周りには赤ちゃんから幼児までのお友達がどんどん増えています。
その子たちをよく見ていると「音」にすごく敏感だなあと痛感します。
やはり私たち人間には、もともと「本能」として”楽しむ”ことをするようにできているんだなあと感じます。
どんな子であろうとも一生懸命に大きな声で歌い、身体をゆすってリズムをとり、大きくカラフルな絵をどこにだってお構いなしに描き散らかして、楽しそうに満足そうに笑っています。
自分一人で、勝手に、最高に豊かで幸せになれる方法を、最初から身につけて生まれてきているんですよね。
それは、歌ったり、踊ったり、絵を描いたり、すること。
存分に一人で楽しんでいたのに、小学生くらいになると絵のコンテストや音楽のテストで他と比べられます。
その時初めて自分の”モノ”が上手なのか?下手なのかを知ることになります。
褒められた子がミュージシャンやダンサーや絵描きやりイラストレーターを目指すのかもしれません。
そうでない子は「自分は下手だったのか」と感じ、恥ずかしくなってしまい、嫌になってしまいます。
でも、みんな本当は、心の中では、歌いたいし、描きたいし、踊りたい!
それを、そっと閉じ込めて、そうして大人になっていく。
もともと私たち人間に備わっているはずの「最高に豊かで幸せになれる方法」を捨ててしまったから、何か物足りないような、楽しくないような、充実していないような。。。
「お祭り」があるのも「カラオケ」に行くのも、普段の生活の中で出せなくなってしまったそういう想いが飛び出してくるからなのかなあと感じます。
だから、また「音楽」を始めたら楽しいとおもうのです。
ダンスだって絵を描くことだって作文を書くことだって、なんだっていいと思うのです。
そもそも、自分一人で、勝手に、最高に豊かで幸せになれる方法を、最初から身につけて生まれてきている私たちなのですから。
音楽というと、誰かに聴いてもらうためのもののようなイメージがあるかもしれませんが、原点は自分でプレイすることだと思います。
幼児が大声で歌っている時に「誰かに向けて歌っている」ようには見えませんものね。絵だってダンスだって自分をより楽しませるため。
さて、大人になった私たちがまた音楽できるのでしょうか??