ブログはじめの一歩
2008年の4月11日から始まりました。
http://d.hatena.ne.jp/monpai69/20080411/1207899364
これは私が生まれて初めて書いたブログの記事です。ブログを書かない時期もあったとはいえ8年前から続いています。
それまではバンド、作詞作曲、ライブ、音楽が私自身の発表というか発信の場でした。
なぜブログを書こうと思ったのか?そこにも書いてあるように「ウェブ進化論」という本を読んでからだと思います。
内容は詳しく覚えていませんが、当時インターネットは悪の温床だと大騒ぎしていた時代で賛否両論だったインターネット文化を、とてもわくわくする未来があるものだということを教えてくれた本だと思います。楽天主義でノンキにネットを楽しみ、「個」が自由に発信できる新しい世界がここにある。その本を読んで、本当かどうか試してみよう!とブログを始めました。
はじめは誰にも言わずにブログを始めました。
そもそも私のブログなど誰も見るわけもなく、そもそも見てもらおうと思っていませんでしたが実験でしたので気楽に書く。
初めの頃は音楽のことやライブ告知、日記のようなその日したこと、楽しかったこと、働いていて感じること、理不尽だと感じたこと。
病気になってしまい書けなくなった時期もありましたが、ありがたいことに骨髄移植させていただてなんとか復活してきて、ここ最近は病床で考えていたこと、生きることについて考え体験したこと思ったことを思いのままに片っ端から書きまくってきました。
そして、何か意見を言う、ブログを書くということは、誰かの考えていることを否定することでもあるという一面があります。
Aさんは「ラーメンが世界一うまい麺類だ!」 Bさんは「讃岐うどんが世界一うまい麺類だ!」そんなお二人が居酒屋に行き、どっちが世界一の麺類かを語ってお互いの違いを楽しむ。ですがそんな時に自分の意見をゴリ押ししたら下手をすると喧嘩になりかねません。
バンドマンはそれぞれの音楽観の違いを、俳優は演技の仕方による違い、違う球団のプロ野球ファン同士、仕事の仕方、人にはそれぞれ独自の考え方があって、これ一つだけが正解というものがないのです。
その違いを言い合って楽しんでいる光景は日常に溢れかえっています。
しかし、自分の考え方を相手に否定されたとたんに、人によってはアツくなってトラブルになってしまうかもしれません。
私の最近の流行りで、いい感じだなあーと思う「それぞれが全部正しくて、全部正解だ」という考え方をしていると、あなたも正解!私も正解!全部その通り!となります。
この感覚を持つと、いつも温厚で、いつも楽しくいられるようになって来る気がします。
しかしブログを書くという点では、腹をたてたり、それはおかしいじゃないのかな?と思うことが書くきっかけになることも少なくはない。
つまり、そうなってくると書きたい反対意見もなくなってきて、ブログに書くことも少なくなる??
別に書かなくってもいいんです、音楽しなくてもいいのです。でも、やはり、やりたいのでしょうねー。
文章でも音楽でも何を作り出すにしても「産みの苦しみ」は確かにあって、もしかしたらそれが好きなのか?
ブログを書いたり、音楽を作ったり、絵を描いたり、一見同じことを続けているようでも
好きなことをやり続けるためには、目線を変え、感覚を変えることで、また新しい形が生み出されるんじゃないかなーなんてノンビリ考えています。
何をやってもいいし自由だし、誰もそれを止めることはできません。
それが良かったかムダだったのかを決めるのも自分自身なのです。
ありがとうございました。