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2014/11/30

きみしかしらないこと

私が白血病になってしまい入院しているときに大きな気付きがありました。
  人間やはり病気になるととても怖いのです。   死ぬのか?生きられるのか?長くなるのか?元気になるのか?   不安で仕方が無いので   頼みの綱である主治医さんや血液内科のチームに   心配事や相談やこれからの事や色々な相談をしていました。   私は幸いにもドナー様が見つかりまして骨髄移植をさせて頂きました。   ドナー様とHLAという型が合わないと移植できないのですが   フルマッチと一つ違いの一座不一致まで移植が認められています。   私の場合一座不一致での移植だったのですがフルマッチに比べ免疫系のトラブル=GVHD   ドナーさんと自分の免疫が戦ってしまい身体中にトラブルを引き起こすリスクが高く   どこにどのようなことが起こるのか予想もつかない状況でした。   実際ジェットコースターのような大変な奇病に山ほどかかってしまいましたが   その都度、なんとか乗り越えてこられました。   お医者様サイドもちゃんとした返答が出来ないのもだんだん分かって来て   諦めというか、なるがままのモヤモヤした気分で過ごしていました。   そんななある日ふと思ったのです。   あれ?   私の主治医は白血病になった事が無いのだな。   骨髄移植したことないんだよな。   と。   お医者さんは経験はしていないけど今までのデータや経験で   診断なされているのだと気がついた時   新しい考え方が出てきました。   「人類過去未来に於いて、この状態のこの経験をしているのは今ここにいる自分だけなんだ   世界中のだれ一人として私と同じ状況になっている人はいないのに、   それをお医者さんに聞いても、他人に訪ねても意味が無い事だ   じゃあ都合が良いように考えちゃえば良いじゃないか。   この先を、未来を作るのは自分しかいないな。」   そんな感覚でした。   もちろんお医者さんの助言やサポートには本当に助けられました。   しかし結局、病気で入院したら全部お医者さん任せじゃダメで   自分自身の気持ちが大事だなと痛感した大変良い経験でした。   そして今こうして元気になって大好きな事ばかりやっている私ですが   その気持ちはそれからずっと持ち続けています。   楽しみたいのなら自分が楽しむしかない!   ちなみに病気が発覚したのがたった6年前で骨髄移植させて頂いたのが5年前です。   退院してふらっふらで社会に出て来て4年です。   ついこの間のはなし。   妻と家族に仲間に健康に感謝して、大きな声で歌って、笑って、   前回の記事に書いたフタをしてしまった「歌う」「踊る」「描く」という本能を叩き起こし   最小の楽器ウクレレを使って歌うことを最大に盛り上げて   音楽と仲間と共にワイワイやってるそんな毎日を過ごして。   夜寝るときに「今日も最高な1日だったな~おやすみー」ファ~zzzzz   という日がずっと続いていくと思います。   ありがとうございました。

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