先日彼女が一番苦手だという音楽科目のテキストを見せていただきました。
2015/02/24
先日彼女が一番苦手だという音楽科目のテキストを見せていただきました。
保育士さんはオルガンが弾けないといけないらしく、それどころかなんだか難しい、いわゆる音楽理論の知識が試験に出るというのです。
オルガンが弾けるだけではダメで音楽理論が要る。しかもギターやウクレレなどの他の楽器ではダメなのだそうです。
ちなみに私自身は経験があるだけで音楽理論的知識は全く無く、楽譜の読み方もよく知りません。
でもでも、音楽をやるのに困ったことはありません。
だってやりたい音が頭にあってそれを出すのに理論は必要ではないからです。
保育士さんが子供たちと歌うのに、そういうものが必要ということは、試験のためなのでしょうか?
気持ちや伝えたいことを試験にするわけにはいかないし、膨大な受験者の方々がいるなかでは難しいのでしょうけれども
あの音楽理論の問題集を見ていたら、こんなのは音楽じゃないと思いました。
野球選手のイチローはヒットを猛烈に打ちまくります。
物理学者の方はそれを研究し、どうしてあんなに打てるのか分析することができるのだそうです。
あの角度がいくつ、そのタイミングがいつ、計算して導き出せる。
しかし、理論がどれだけ分かっていても物理学者さん自身はヒットを打つことが出来ません。
理屈をわかっていなくて身体と心で感じてヒットを打ちまくるイチロー選手の方が良いに決まっています。
私が感じている
勉強して英語の知識がある人より、伝えたい中身がある人の方がコミュニケーションを取れるコト。
音楽を操ることができる人より、伝えたい気持ちがある歌の方が感動を呼ぶコト。
結局は気持ちと心の入ったものにはどんなテクニックも勝てません。
しかしながら心と技の両方を備えたパフォーマンスを見たときには、やはり感動して心が震えます。
世の中のあらゆるサービスも気持ちとテクニックの両方を持ち合わせているモノが素晴らしいと感じるのかもしれません。
つまりは前に進めということですね。
ありがとうございました。