笑いというのは、みんなの意表をつき、予想されていることより上、さらには斜め上のことを発信したときに、ドカンとおきます。
くるだろうな~と思っていることの全然関係ない方からバシッとくると大笑いしてしまいます。
笑いの世界は奥が深いので、あえてくるだろうな~思っていることそのままやって爆笑という天丼パターンもあるようですが。
面白いことを言ったり、考えたり、みんなを楽しませるには、アタマの独特な部分を使うし、瞬間的な反応もいるし、センスがものをいう。
こういうアタマの良さというのは、数学や国語や社会など、いわゆるお勉強ができることとは全く別のものだと思います。
社会生活の中では「みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上」のことをポンポン考えつく人が、面白いことを言い、ぶっ飛んなだアイデアを持ち、実行し、楽しみ楽しませてくれる。
そんな考えの人そのものが、みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上のとびきりの人生になっているように思いますし、実際に、そんな先輩方が私の周りにはたくさんいてくださいます。
力を抜いてラフに、その考えで、夢みたいなことを考えて、やっている人たちはカッコイイな。
たらこスパゲッティという今や定番のおなじみメニューがあります。
この料理は、その昔に渋谷にあるお店のシェフが高価なキャビアパスタの代替え品として考え出したメニューだそうですが、それまでは和の食材たちとスパゲッティのコラボはあり得ないことだったようです。
常識をくつがえす全く新しい「みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上」のメニュー。
その衝撃は、じわじわその味の評価とともに日本中に広がり、今や世界でも大定番メニューへと。
他のあらゆるジャンルでも同様なことはあります。
いちご大福、つけ麺、はたまたハイブリッドカー、スマートフォンなど「みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上」のモノたちがどんどん出てきて、じわじわその評価とともに日本中、世界中に広がっていく。
そしてそれは当たり前の定番になっていきます。
定番になってしまうと、新しさはどこにも感じられなくなってしまう。
あれだけ、新しくて、既成概念を壊して、驚かれた「みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上」のモノたちも、たくさんの人に認識されて定番化されたら、ずっと昔からある既成概念へと変わっていってしまう。
「みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上のこと」をするためには、常に更新し考え続けていかなければばりませんが、そういう思考を持っている人は自然に楽天的に遊んでいるうちにアイデアが出るのでしょう。
そして、そんなアイデアが出る人たちは一般常識をよく知っているからこそ、みんなの意表をつき予想されていることより上、さらには斜め上のことができるのだと思うのです。
既成概念をよーく知らないと、それを壊す面白さはわからない。
考えてみればそういう人は常識人なんですね。 一番常識がない人が、一番常識人!
ありがとうございました。