さて、まず、ウクレレとギターって何が違うのでしょうか?
まず、大きさです。
一般的なフォーク・アコースティックギターとソプラノウクレレを比べてみますと、大きさは25%くらいでしょうか?もっと小さいのかもしれませんが、大人と幼児くらいの見た目の差。
音の方は低音から高音までシャキーンとキレと迫力があるギアコースティックギター対し、ウクレレは狭い音域の中でコロコロ跳ねるような柔らかいような可愛らしい音。
弦の種類も違います。フォーク・アコースティックギターは鉄・金属の弦ですが、一般的なウクレレは柔らかなナイロン系です。ガットギター・クラシックギターもナイロン系ですが低音弦は金属が巻いてあります。
これには発見がありまして、犬やネコはギターの音は嫌がってどこかへ行ってしまう傾向にありますが、ウクレレの音ならすぐそこで昼寝をしたりします。
最近増えてきました「おかあさんといっしょにウクレレ」教室では、赤ちゃんはウクレレ教室の間ウクレレの音色でスヤスヤ眠っていることが多い、癒しの音。
ギターは音量があるので大きな声で歌う時は頼りになる存在で、柔らかく爪弾く時も余裕~!ゆとりがたっぷりあります。
難易度については、ギターもウクレレも同じくらい難しく奥が深いと思います。
ただし!
ウクレレの方が、断然最初の間口が広いのです。
つまり、取っかかりの最初の一歩を踏み出して「できそうだ!」「楽しい!」と感じるポイントが、すごく近くにあるということです。
それでいて奥深さはしっかりあるので、ずっと飽きることはない。
これからギターを始めようか?ウクレレにしようか?悩んでいる方。
どんなスタイルの音楽かにもよりますが、歌って弾く=弾き語りだとすれば。。。
私がお勧めするのは、両方です。
ウクレレから初めて、少し慣れたら、ギターもやってみる。これは二ヶ国語を話しているような感じです。そして、同じ曲をギターとウクレレで弾いてみるとその面白さがわかります。
富士山を山梨から見るか?静岡から見るか?みたいに、同じものを見ているのに、見ている場所が違うだけでその音楽がまったく違って見えてくるという面白さを味わえる。
ですから、迷っているなら、まずは、どっちにしても、すぐにでも、ウクレレを始めるのが良い。
だって、最初の間口が広いのですから、やったその日に楽しく夢中になれる。
そうやって、その続きに、「ギターを弾く」という道が繋がっていると考えれば、また楽しく取り組めます。
まずは、考える前に、ウクレレを手に取りましょうー
あ!私はギターも教えているのですー。
ありがとうございました。