2021/04/19
私は今から15年前、自分のバンドで、勢いだけで、メンバーに英語を喋れる人がいないのに、メンバーだけで、アメリカロサンジェルスにライブツアーに出ました。
コミュニケーションはもちろん英語です。
どうなったか??と言いますと、、、、、なかなかの珍道中。
その、この憧れの聖地である、この場所で、日本から来た僕ら4人のサムライがガツーン!と、ライブをやりたかった!その想い!熱量!勢い!メッセージ!だけがあった。
そして、何にもなかったけど自信だけは、山盛り。
「大好きな音楽の聖地で、日本から来た僕らが、何かを起こしてやる!君たち、見ないとえらいことになるぜ??!」
という、ものすごいテンション。
気づけば、ボディランゲージと、目線と、ペンとメモ帳と、たどたどしい英語だけで、会話は大盛り上がり!どんどん会話して、深くなって、シーンに入り込んでいきました!
ふらっと立ち入ったダウンタウンのライブハウスで「お前ら何しに来たの?」って聞かれて「We are Japanese No.1 Rock Band」と張り切って答えると
「OK! Come on !!」
へ??嘘でしょ???その人が、いままさに演奏中のバンドのメンバーに話をしてくれて、そのまま彼らの機材を借りて、なんとそのままアメリカ初ライブ!そのまま大盛り上がり!モッシュ&ダイブの嵐。
そのあとパーティーに呼ばれて、ライブに誘われ、出演依頼も頂いてあちこちでライブ、とうとうロスのレーベルからCDも出せて、ロスのハリウッドにある超老舗ライブハウス「Troubadour」(エルトンジョンが全米デビューしたクラブ)で、ライブもしました。
「想い」があれば、伝わる。
それを実感しました。
いかがでしょうか?もしロスに行くぞってなったら、日常会話できる程度英語の勉強していくのが一般的?なのかもしれませんが、そんなことやってるうちに、行っちゃったらいい。
そこで、めちゃくちゃな英語で、かっこ悪くて、変な顔されたって「伝えたいこと・想い」が、しっかりあれば、どうにかして伝わるんですよね。
変に英語ができちゃったら、その願いをストレートに伝えることのほかに、うまいこと英語を喋らないといけないという、雑念が入って「想い」が鈍る気さえ、すると感じることも、ある。
そもそも「想いを伝える」ってことが目的で、英語を喋ることはただの手段であり、目的ではないんですよね。
音楽も、それと同じかなあと。
やりたい!面白そう!簡単そう!家族でワイワイしたい!好きな曲自分で演奏してみたい!
そう思ったら音痴だとか、楽器経験ないとか、そんなの気にせずに、やっちゃったらいい。
そういう「想い」が、あれば、それで十分。
自分が大好きな歌を、最高の気分で歌ってみたい、という想い。
子供達と一緒にワイワイやって楽しみたいっていう気持ち。
お父さん・お母さんに感謝を込めて大好きな歌を贈りたいという想い。
自分の想いを自作歌に託して、多くの人に届けたいという気持ち。
自分の人生を、もう少し何か、音楽か何かで、豊かに過ごしたいという、願い。
そういう気持ち、その想い、熱量、勢い、メッセージがあれば、きっとそれで十分。
テクニックや技も、もちろん大切で、しかも楽しいから、どんどんハマっちゃいます。
でも、「想い、熱量、勢い、メッセージ」がなくて、テクニックと腕前だけが伸びていくのは、それは力自慢、腕自慢大会になっちゃう。
英語は流暢にべラベラだけど「伝えたい」モノゴトがなかったら、一体何を喋るというのでしょう??
「伝えたい」が先にあるから、伝える手段として言葉がある。
「伝えたい・歌いたい」が先にあるから、手段として楽器がある。
「想いを表現する」ってことが目的で、テクニックはただの手段であり、目的ではないんですよね。
まずは、その歌の中身を知って、心を込めて、気持ちを込めて、真剣に歌う。というような、忘れかけてるような、本当に最初の一歩を忘れないようにしたい。
大好きな人に、心を込めて歌う。
大好きな歌を、自分で想いを込めて歌う。
こんなシンプルなことの上に、もっとその気持ちを盛り上げるために、覚えたい技=表現手段が出てくる。
本日よりガズのウクレレたちの予約&販売再開です!!!!
ありがとうございます。
by ウクレレYouTuber ガズ
ガズの緑本(リットーミュージック刊)がパワーアップした改訂版で4/14発売決定!予約受付中
やわらかくて押さえやすいガズレレ弦「やわらかいウクレレ弦」2回分入って新発売!
ガズレレ大学開校ー!
ガズクラブスタート!
ガズクラブは5曲の楽譜が落とせて毎月¥660(税込)
クラブ員ならこのオンラインイベントは無料ですよ
2021/5/1 pm14~ ガズクラブ内限定イベント開催!
ガズレレのアプリ「ガズレシピ」
ガズレレホームページ
主婦の友社刊 (白血病を乗り越えたガズが良いこと言ってるエッセイ本) |
みんなで歌おう! かんたんウクレレ教室 by ガズ (リットーミュージック・ムック) リットーミュージック刊 |
リットーミュージック刊 |
リットーミュージック刊 |