ステージ衣装作りをしているガズレレ仲間の女の子が、昔から大好きだったジャニーズアイドルの衣装を作ることになったそうです。
そのお仕事を始めた頃に「あのアイドルの衣装を作れたら最高だわ!」と、夢見ていて、それが叶った。
嬉しいでしょうきっと最高でしょう。ご本人は大興奮の大喜びでした!これはまさに「夢はかなう」ということ。願えば叶うということ。
自分のことでもないのに本当にワクワク嬉しい事でエネルギーの元になります。
そして私自身も今までたくさんの夢を実際に叶えてきた張本人。
ガキの頃から大大大好きだったアメリカのバンドと実際に共演できたり、自分たちのバンドで憧れのアメリカツアーを2回も成功させ、なんとロスにある伝説のライブハウスクラブ「Troubadour」の出演を果たし、CDを全国リリースし、大規模ホールや野外フェスで何千人の前でギターをかき鳴らしたり、三池崇史監督の映画「Family」の劇中全編にわたって挿入歌に採用されたり
愛する人と出会い結婚し、素晴らしい仲間に囲まれて。
突然白血病になってしまうも、死の淵からなんとか蘇ったり。
こんなにツラツラと以前のことを書いたのは、それらを思い出させてくれる嬉しいきっかけがあったからなのです。
数日前に、なんと新聞の取材を受けさせていただきました。
私が開催しているウクレレ教室「ガズレレ」についての取材だったのかもしれませんが、記者の方の最初の質問は
「何歳の頃から楽器を始め、音楽に興味を持ったのですか?」
「え?そこから?!長くなりますよー」ということで中学生ー高校生のお話~上京してバンド結成のお話~メジャーのバンドに加入した話~アメリカツアーやレコーディング~妻との出会い~白血病発症~骨髄移植~復帰してウクレレ教室~現在まで。
記者の方も真剣です。そこではかなり深く、思い出しながら、忘れかけている記憶をたどりながら、わからないことは参加していたバンドのWikipediaを見ながら、取材は続きました。
私自身は「昔の話より、今どうであるか?」というスタイルですので、飲み屋でもない場所で、自分の歴史を第三者に聞かれながら語っていくうちに
「あれ?俺ってすごいなあ~夢叶えていたんだなー叶いまくりじゃないか!」
と、改めて実感しました。感謝です。
実際、新聞にはどのように掲載されるかはわかりませんが、いまこのタイミングで自分の歴史を噛み締められたという点で大感謝な取材でした。
たまにはこうしてじっくり自分の歴史に向き合ってみるのもいいことかもしれません。
そしてもう、みんなわかっていることだと思いますが、「夢が叶った!」と思ったら、そこは新しい夢へ向かうスタート地点にすぎないということ。
白血病になってしまったのは夢ではなかったでしょ? と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん望んではいません健康が良いに決まっています!
しかし、とにかく、まあ、事実として、
病気になってしまい、ありがたいことにドナー様に巡り合えて骨髄移植させていただき、いろいろありながらも今ここまで元気になれた自分がいる。
最悪の崖っぷちから、自分の願う力を駆使し、家族や医師や仲間の力を借りて、こうして社会にもう一度戻ってこられたという実感と体験がここにある。
ひっくり返して考えれば、私自身が叶えた一番大きな夢がこのことであるという事実。
「夢が叶った!」のであれば、新しい夢へ向かうスタート地点に今いるということ。
まだ完治はしていませんので、このドラマはまだまだ続いていくし、今まで経験したすべてのことは、こうして繋がっている。
そして確かなのは、願ったから叶った。願わなければ何もなし。
生きたいと願ったから、ここにいる。幸せになりたいと願ったから幸せ。
願いは叶うと確信できているなら、大きな夢を持っていた方がドラマは楽しそうですね。
ありがとうございました。