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GAZZLELE

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2015/07/04

ものすごいマーケティング方法

マーケティングという言葉があります。
  少し調べてみますと、色々な意味があり、それぞれの人によって解釈が違うのだなと分かりますが、ひとことでいうなら、商品やサービスを効率良く販売できるように考える事なのだと思います。   私がマーケティングしたいと思ったとしたら、ガズウクレレ教室をどうやって宣伝して大きくしてターゲットを見極めて全国区にしてビッグにしていくか?   また、自分の音楽活動を多くの人に届け、ライブにたくさんの人が来てくれることを考え、CDをたくさん気持ちよく買って頂けるように考えること?   会社社長であれば、新開発した商品をどうやって売り込んでいくか?会社員であれば自分の企画をどう通して、お客さんに提供出来るか?   学生も、みんなに自分のキャラをわかってもらうためにマーケティングしてる人もいるでしょう。   何かを発信している人は、多くの人にその思いを届けたいと思うものです。   よく見れば、もう私たちの周りに溢れかえっているマーケティング。   マーケティング感覚を持っていらっしゃる方は、きっといろんなご商売やサービスを見て「あ~こうすればもっと良くなるのに」「このやり方よりいい方法あるな」   そういった技能のプロもいらっしゃるわけですし、そんなキレッキレの目線があったらいいな~とかもおもいます。   ところで私の大好きなラーメン屋が地元の長野県飯田市にあります。   このラーメン屋さんは、もうドラマに出てきそうな昭和の食堂で、私が小学生の時から時が止まったように、全く同じテーブルに椅子に雰囲気。そしてもちろん最高の味!   いま、ものすごく、強烈に、心底、ありがたく、嬉しいと思うのは、   そのラーメン屋さんが、マーケティングしてないこと!   バブルの時期も、いい時期も悪い時期もあったでしょうが、何も変わらずに、ただ最高の同じ味を出し続けてきてくれたこと。   もしマーケティングしていたら、小綺麗な店に改装していたり、機械化して効率良くしていたり、チェーン展開していたりしていたかもしれません。   なのに、なのに、嘘みたいにな~~んにも変わっていない。   もっといいますと、このラーメン屋さんの麺は自家で手打ちしています。   私が小学生の時、犬のコロと散歩に行く道順に、このラーメン屋さんの店主の家があり、そこで朝、おじいさんが一人で麺を打っているのを、面白く見ていました。お店ではなく自分の家で手打ち麺を打っていたのです。   小学生の同級生とラーメンの話になったときに彼が「あそこのラーメン屋さんは麺を発注しているからダメだよ手打ちじゃない」と言いました。たしかに、ラーメン屋さんに麺を製麺業者が持ってくるように見えるのです。   私は半べそで「ちがわーい!じいちゃんが手打ちしてんだ~!」悔しかったのを覚えています。   しかしその店では、「手打ちです」とか「毎朝、丁寧に手打ちしております」とか、どこにも書いていないのです!   マジックインキで手書きでバランス悪くメニューが書いてあるだけ。   毎月ガスレレで地元に帰っていますが、お昼に食べに行こうと思うと満席で少し並んでいる、地元の人気店。   すごく嬉しい。   ただ、いつも同じいい味を出していただけのマーケティング。   こういったのも、もしかしたら究極のマーケティングなのではないのだろうか?!   もしかしたら、このラーメン屋さんの「何もしない」というマーケティングが一番すごいんじゃないのか?   最先端なのか、自分が変わるのか、変わらないのか?   考えさせられるし、とてもおもしろいです。     ありがとうございました。

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