時間を見つけては近所の公園でウォーキングしています。
病気の治療中に身体中の筋肉が減っていってしまう「筋炎」という病気にかかってしまいました。
その時の主治医の治療でなんとか症状は食い止められましたが、一度少なくなってしまった筋肉をもう一度モノにするのはすごく大変です。
とくに体幹部分、普段筋肉があると意識していない部分の中心の方の筋肉は、子供の頃から長年かけてじっくりつけてきた体の基本の筋肉ですので、当然時間がかかります。
歩くのはかなり長距離いけるようになってきたので、調子に乗って「走れるかな?」と軽くジョギングしてみると
全然ダメ。
やはり走るということは凄いことなんだなあと実感していると同時に、憧れているわけでもあります。
先日、ある待ち合わせに遅刻してしまいました。
その前の予定が押してしまい、先方に電話を入れて猛ダッシュ!
自宅から駅まで普段は歩きなのに、自転車でかっ飛ばして電車に飛び乗り
目的の駅に着くなり少し離れた待ち合わせ場所に到着。
遅刻するということは相手の方の貴重な時間を奪うことですので、常にしないように心がけてはいますが、そうなってしまう時もあります。
相手の方に寒い中待たせてしまって大変申し訳ない思いでした。
と、こんなお話の中に色々発見がありました。
まず、走れたこと!
電車が到着して待ち合わせ場所まで歩いて5~6分の距離を走って行ったのです。
人間いざとなると出来るものなんですね。「火事場の馬鹿力」なのでしょうか。
あれ?走れてるじゃない??
まあたった何百メートルですが結構走ったような気がして、嬉しくなりました。
あ~待ち合わせに遅れて走れるまでに回復したんだなあ~。来る日も来る日もウォーキングをし積み上げてきた体幹の筋肉が、ここぞというときには走れるくらいにまで獲得できた!
チリも積もればなんとやら。すぐには結果が出ないことも信じて続けていれば少しでも前に進んでいるのです。
まあ後日しっかりとあちこち筋肉痛になりましたが、それもまた筋肉がつきますよという合図。
もう一つの発見は
急いでいるとダメだなと思いました。
というのも遅刻して焦って走っているのは、私の勝手な都合なのに、周りで普通に歩いている人たちを邪魔だなと思ってしまったことでした。
逆の立場で自分がゆっくりそこを歩いていたら、後ろからドタバタ不器用に走って抜き去っていくギリギリでイッパイいっぱいの人ということです。
今は電車通勤をしていないので朝から平穏な気分でいられますが、田園都市線~渋谷~池袋まで通勤していた10年ほど前は毎朝こういった空気感が満載でした。
考えてみれば朝の通勤ラッシュで急いで人を押し分けて行く人は、もっと早く起きれば良いだけです。
この遅刻の原因も、私がこの時間なら大丈夫だろうと思っていた読みが外れただけですので、つまり自分のせいなのです。
自分の体力が戻ってきたという嬉しい実感とともに
ゆとりがない生活はダメだなと思いました。
ゆっくり空を眺めながら、頭にいろいろ巡らせながら、のんびり、悠々と行きたいなー
ありがとうございました。