私たちは人間社会で生活しています。
人間同士が助け合って、楽しみあって、力を合わせて、豊かに生活してる。
しかし、私が子供の頃をちょっと思い返してみると、自然に囲まれた田舎で育ち、草木で遊んだり、カブトムシをとったり、山を探検したり、人間以外にもたくさんつながっている物事があったよなあと思います。
人間社会と自然社会を行き来していたなあと思います。7対3なのか5対5なのか割合はあるとしても今の時代よりは人間以外との付き合いが多かった。
日々の生活が人間関係ばかりになると、きっと疲れてしまうのではないかと思うのです。8割9割になると逃げ場がないような。だからみんな自然に惹かれるのかなーなんて思います。現代人のどこかに漂う空しさみたいなモノなのか?
毎日のお仕事にしても、他の人が困っていることを助けたり、欲しいものを届けたり、楽しみたい人を喜ばせたりしてお金を得ているわけで、つまりは対人間の動作なんですよね。
だからと言って、大都会東京で言えば自然と接して自分と向き合うような機会や時間はほぼないわけで、都会だけではなく田舎でも車社会になり、安全重視になる世の中でなかなかそう言った機会は減ってきていると思います。
まあ1円にもならないわけですし。
では、どうしましょうか?
私が考えるに、対人間以外の関係を増やせば良いのではないかと思います。
例えば音楽、スポーツ、趣味など。
これらは対自分の関係。
対自分ならば誰にも気を使うことがなくどーこー言われることもなく好きなことにただ進むわけですから、疲れない。疲れないどころか対人間関係で疲れた何かをいやしてくれる。
そして不思議なことに、同じ目線を持っている仲間との人間関係は、全く疲れない。それどころか最高の仲間になり得る。
電車オタク仲間やプロ野球ファン仲間、ガズレレウクレレ教室仲間をみればよくわかります。
1円にもならないけど、何百万円払っても得られない。
私の好きな音楽でさらに考えてみますと、音楽をやる=プロになる ということでは無いという事。
プロの方々は素敵な音楽を私たちに運んでくれます。が、音楽の形はそれだけではなく、自分自身のためにも音楽はあるし、生活の中で音楽を自分でプレイし、使ったほうがいいと思うのです。
例えば、おやすみの日の早朝にソファに転がっているウクレレを手にとって、自分の大好きな曲を誰のためでもなく、自分自身のために歌う。
そういった、とてもいい気分のことを歌詞にしてコードを付けて作曲する。今の気分を歌う。
これは、私のことですが、この感じは「対自分」を超えて「対自然」と思えるくらいまでの感覚です。ここまで突き詰められるとすごくいいですよ。
対人間関係ばかりに埋もれてしまっている方は、ウクレレを始めてみませんか?
一番簡単で一番小さいウクレレで、ラクーになって、対自然の関係を新たに作っていきましょうー
ありがとうございました。