2019/08/23
写真や動画になにを撮りますか?
昭和の時代は写真や動画を撮る時って、例えばめっちゃ楽しみにしてた旅行のときだったり、とっておきの場面であったり、普段の日常から離れた記念すべき日であったりしてた。
いまはスマホ時代になって、さらにいろいろな場面で写真や動画を撮る機会が増えましたよね。
で、たまに、なんか昔の写真とか出てきて、おおー懐かしいーとか、ああこんな服着てなとか、痩せてたなとか、ここに旅行に行ったなーとか、そんなこと思い出す時、ありますよねー。
そのときに、実は一番、面白くって、懐かしくって、「は!」っとするようなものが突然出てくるんですよ!
それは、どんな写真か動画かというと・・・・
その時の、当たり前の日常が、たまたま写ってる景色
当時いつもいた部屋だったり、ラジカセだったり、洗濯物が写ってたり、玄関先だったり、学校の教室だったり、習字が飾ってあったり、、。。
そういうものって、普段のなんでもない、ありきたりで、退屈なものだから、写真とか動画の中に、実際ほとんど残ってない。
そういうものが、なんかたまたま写ってたとき。
いま、あなたが住んでいる家のリビングルームの写真をあえて撮ることって、なかなかない。
テレビコマーシャルや天気予報なんかも、それを目的に録画する人も、まあいないでしょ?
でもきっと、僕らが小学生だった頃のCMとか天気予報を、いまふっと見たら「あ~~懐かし!」ってなる。
写真や動画を撮る時って、例えばめっちゃ楽しみにしてた旅行のときだったり、とっておきの場面であったり、記念すべき日であったりしてた。
でも、本当に記憶に残ってるのは年に一度の旅行や記念すべき日みたいな「点」ではなくて、普段の生活の中にある、ありきたりでありふれた日常という「線」なんだよね。
この本にも書きましたが、
ガズが10年前に白血病で長い間入院してたとき、一番戻りたくて、一番愛おしかった場所は
「特別な一日」ではなくて「当たり前の日常」でした。
まさに、写真には映らない、当たり前の、なんの変哲もない今日という日こそ、大切な場所。
ということは、今日というこの日常が、一番大切なんだよね。
このなんでもない時を、写真に撮るように、そのことに気がついて、大切にしたいですね。
「点」という結果より、そこに向かって行く過程である「線」が、大切。
その「線」こそ、人生。
ありがとうございました。
by ウクレレYouTuber ガズ
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