2018/03/26
ホテルのビーチバーの生演奏で、思い出した。
ガズ家はハワイが好きで、もう何回も来てるんです。
で、僕らが大好きなのがホテルのビーチバーでの乾杯。
あんな最高のロケーションとサービスが、あんなに気楽に堪能できるなんて、もう、最高。
今回もその確認。
で、だいたいどこでも17時過ぎくらいになると生演奏が始まるんです。
これがまたかなりの腕前たちで、きっとちゃんとオーディデョンとかしているのでしょうけど、かっこいい。
ホテルにもよりますが、ハワイアンだったり、フラと一緒のステージだったり、洋楽の定番曲やヒット曲を忠実に再現したり、ハワイアンレゲエ風にアレンジしたり。
例えば「ホテルカリフォルニア」や「ピアノマン」を、かなーりラフに、レゲエバージョンで、とか、
なんか、ハワイののんびりした空気と、景色と、おいしいものと、音楽が、もう、相当いい感じ。
好きな曲が流れると一緒に歌ったり踊ったりダンスしたり、もうそれぞれが好き勝手に楽しんでる。
全然知らない人同士が、1つの音楽で、思いっきり「楽しい」を共有してる。
で、思い出した。
その昔ガズはハワイのビーチバーで「あ、こういうことやりたいな」って、思った。
ガズはバンドマンで、ミュージシャンです。で、ミュージシャンって、こだわりあったんですよ。それこそアイデンティティー。
こういうことです。
「ミュージシャンだったら、誰かのヒット曲を演奏して、おこづかい稼いでないで、自分のオリジナル曲で勝負しなきゃ!」って、まあ、そんなようなこと。あの頃は、堅苦しくて、決めつけていること多かった。
ずーーっとそう思ってきてて、ハワイが好きになって、ビーチバーでそういうライブを見ていたら、そういうことが、どうでもよくなってきたんです。
そこでは、「誰が」演奏しているか?ではなくて、その曲をただ気持ちよく聴いてる自分がいた。
つまりこうです。
ガズがふらっとステージに現れて、もちろん誰一人ガズのことは知らなくて、みんなが知っている世界の定番曲をビーチに合うようにアレンジして演奏する。
それをビーチバーで楽しんでいる満員のリゾートのお客さんが、海と、風と、美味しいものと、大好きな人との特別で最高な時間を、その音楽と一緒に、過ごす。
つまり、その演奏者は、自分が放つ音楽で、そこにいるお客さんの最高の思い出作りの、お手伝いをしてる。
HAPPYを生み出してる。
こういうことを、日本でやってみたいなーって思って、そして、バンド一筋だったガズは、アコースティックギターを真面目に始めた。
ギターたった1本で、世界中の定番洋楽をカッコよくカバーする活動に、入ったんです。
その頃に病気になったから、入院してても、何かこう、音楽に夢中になってた。
その時にYouTubeを始めたんです。これが、ガズレレYouTubeの、原点。
アコギで世界中の定番洋楽を練習して、Youtubeに上げていこうと思ったら、
あれれ??バンドの時の大声で歌うのと、全然ーーー全く、歌の感覚が、違かった。
自分が思うようにナチュラルに演奏できなくて、それはもう、寝ても覚めても、弾いてた。音楽してた。
その確認のために自分の演奏をパソコンでレコーディングするようになって、歌の技術も、家でのレコーディングの技術も、上達した。
それをやることで、自分のオリジナル曲もどんどん自然にできるようになってきた。
バンドの時と違う部分で、音楽全体、いろんなことが、伸びてきた。
バンドマンって、自分のバンドのことばっかり考えているので、実は、あんまり、人の曲を演奏すること=そういったような世界中の定番洋楽をカッコよくカバーしたりするの、苦手なんです。ていうかガズはできなかった。
それにバンドって分業制じゃないですか?ボーカルは歌、ベースは低音、ギターはギター、ドラムはリズム。それぞれ専門職。
でも、ミュージシャンだったら、本当は、音楽の一部ではなくて、全体の感覚も持っていたい。
例えば、友人の家にアコースティックギターがあったとして、なんか弾いてよって言われても、自分のバンドの曲しか弾けないってこと。
で、なんか、バツが悪いから「ミュージシャンだったら、誰かのヒット曲を演奏してないで、自分のオリジナル曲で勝負しなきゃ!」って、なっちゃっう、、、。
あ、これさっき出てきたアイデンティティーだ。
でも、友人に自慢するために、そういうこと始めるのも、違うなって、思ってた。
で、ハワイに来て、これだっ!!!って思った。「誰かの最高の思い出」のためにやったらいいんじゃん!って。
だから、誰かの曲をカバーすることに対しての違和感は、なくなっていって、今のガズレレの活動に結びついてるんですよ。
なぜなら自分の演奏が「誰かの喜び」のお役に立ってるんだなって思うから。
で、実は、東京でも、バーなどでこういう活動をし始めたんですが、どうも、やっぱり、ハワイみたいなムードにならなくて、どうしようかなって時に、、、
「ウクレレ弾きたいので教えてくれませんか?」って言葉から、ウクレレに持ち替えて、教えてみて、やってみた。
で、ウクレレ1本でいろんな曲弾いたら、自分でもびっくりするくらい、ぴったりはまった。
あんな小さなウクレレ、たった1本で「音楽全体の表現」ができるんだって、わかった。
今までアコギでやってきたことが今度はウクレレで、大いに役立った。
それで、びっくりすることに自分のこの演奏が、多くの皆さんのお役に立てるんだーってわかった。
次の練習までにこれ覚えておいてねってあのYouTubeにアップしていった。
これがガズレレの始まり。
ガズレレYouTube完全ガイド!
https://gazzlele.com/wp/youtube
音楽を聴くのは最高だけど、やるのはもっと最高ー!
だからガズレレのルーツは、このハワイのビーチバーでの、名も知らないミュージシャンの生演奏ってことになるんだなーー。
自分の音楽とか、ミュージシャンだとか、そういうこだわり・決めつけを外してくれた、このハワイに感謝。
自分のミュージックが、誰かの人生を豊かにするお役に立てるなんて、これ、最高なんです。
そして、皆さんも、ウクレレを誰かに教えることで、誰かの人生を豊かにすることだって、きっとできますよ。
どんどん増えてるってことは、きっと、そういうこと。
音楽って、ほんと、すごいや。
ありがとうございます。
ガズレレホームページ
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ガズさんぽ in ハワイ レポートその2