国内外で人気のあるバンドやアーティストさんたちが大きなライブイベントの時に、50人以上ものフルオーケストラを従えて、普段とは違う荘厳なバージョンで演奏しているのを見たことがありませんか???
普段聴いている曲のバージョンとは違いバンド演奏+オーケストラですから、もう大迫力で、たくさんの音楽家がたった一つの音楽を作り出していく姿には「感動」さえ覚えます。
ずんずんとお腹に響くような、そのウネリのある生演奏を聴いたら、聴き込んでいる大好きな曲の違う一面が見えたようで、ファンにとっては嬉しいことですよねー。
その曲をどこまで壮大にスケールを大きく出来るか?どこまで表現できるか?そういったロマンを感じます。
そのバンドやミュージシャンは元をたどればギタ-1本、ピアノだけで曲作りをしたと思います。
その生まれたばかりの曲にドラムやベースやギターやキーボードでアレンジしていきます。
言い換えれば、この作業は「お化粧」だと思うのです。
原曲を、より、きらびやかに聴かせるためにメンバー、スタッフ&プロデューサーで、どのように「お化粧する」飾り付けるかを考えるのがアレンジだと思います。
さらにそれを究極に最大の形にしたのがオーケストラバージョンということになるでしょうか。
では、では、反対に、最小にスケールダウンしたバージョンってあるのかな???
やはり「最大」と来たら「最小」だって見てみたいと思いませんか?
つまり、お化粧を全くしていない、その曲の「すっぴん」の姿を見たいと思いませんか??
ばっちりメイクで綺麗なドレスをまといハイヒール姿の女性は美しいものです。
しかし、その同じ女性がTシャツ&ジーンズにサンダルで「すっぴん」でも、また同じように、いや、それ以上に魅力があるかも知れません!?
本来持っている「素」の美しさが見てみたい。。。
曲をアレンジして、綺麗に、よそ行き用に、お化粧することばかりすることが盲目的に当たり前だった「音楽」の姿ですが、
これからはノーメイクの美しさ、極限まで無駄を省いた姿も、同じように価値を持ってくる時代だと思うのです。
さて、最小の「すっぴん」パフォーマンスとはどんなモノなのでしょうか???
ピアノ?ギター?を使った弾き語り???
いやいやーまだそれは最小ではありません!
最小の歌える楽器は「ウクレレ」なんです!!!
ピアニカやリコーダーやオカリナやハーモニカは口がふさがっていますので歌えません。
だからオーケストラバージョンの正反対はウクレレ弾き語りなんです!!!
1、バンド+大迫力オーケストラ「ドレスアップ」バージョンで聴く。
2、最小の「すっぴん」バージョンでウクレレ1本弾き語りで聴く。
これって、ファンからしてみると、同じくらい魅力があるといいますか、わたしにとってはウクレレ1本バージョンの方が見てみたいと思うのです。
大迫力とはまったく正反対の、極限まで装飾を剥ぎ落とした、ありのままの姿「すっぴん」の、まじりっけなしの、濃厚な「原曲」を聴いてみたいからです。
「ウクレレ」は一番簡単で、一番小さくて歌える楽器ですので、これから音楽を始めるなら最適な楽器!!!音楽入門には最適。
でも、「歌が歌える最小の楽器」という観点に立ってみれば、どんなミュージシャンもバンドマンも「すっぴん美学」のためにウクレレを始めた方が良いと思うのでっす。
一番簡単で、一番小さいけれど、こういった意味では一番奥が深くて、一切ゴマカシが効かない最小の楽器でもあるのです。
ピアノやギターの弾き語りは低音から高音まで音のレンジが広く迫力があるので歌いやすいのですが、ウクレレはレンジが狭く音量もない。。。
ウクレレ1本でしっかり表現しながら歌うのは、かなりの技術も必要とされますので、ミュージシャン=シンガーの技量が浮き彫りになります。
右手でリズム感も養えて、歌の抑揚のコントロールも思いのままできるようになるし、コード感も得られる、すごく良い「音楽」のトレーニングにもなるのです。
「ドレスアップ」に大変な努力が必要なのと同じように「すっぴん」にも大変な努力が必要なのです。
ですから、初心者様はもちろんのことですが、音楽家もバンドマンもミュージシャンも、「ウクレレ」を始めてみませんか??
ありがとうございました。