自分にとっては当たり前のことでも、他の人には当たり前ではないですよね。
私にとっては、それは「音楽」でした。
いつも家にいるときは大抵ウクレレかギターを抱えていて、適当にその場の気分でポロポロ弾く時もあれば、大好きな曲を口ずさみ、自作のオリジナル曲を演奏する。ライブの予定がなくてもずっと音楽。
病気になって、長い入院生活を余儀なくされた時、楽器はなくて音は出せなくても、頭の中でその場の気分でポロポロ弾くのをイメージし、大好きな曲や自作のオリジナル曲を演奏していました。
この感覚がどれほど素晴らしいか?どれほど力になったか。
これはミュージシャンの方であればよくご存知だと思います。
いつでもどこでも音楽のことを考え、移動中もリズムをとったり、曲作りしたり、メロディーが思い浮かんだり、頭の中でイメージしたり。
そしてお客さんを目の前にし、ライブやステージに立って演奏し、拍手喝采を浴びたことがあるなら、もうやめられません。ステージジャンキーといいますか、もうあの感覚は人をトリコにしてしまう。
そして、たとえ聴く者がいなくても、たった一人で自分と向き合うためにも音楽はあり、その時間を楽しみ、時には助けられる。
私にとっては、ごく当たり前に一番近くにあって、頼もしくも支えてくれる、最高の音楽ライフスタイル。
しかし、多くの人がその感覚を味わったことがない? ということに気がつきました。
私にとっては当たり前のことでも、他の人には当たり前ではなかった。
こんな最高なお楽しみである「音楽」と、今まで距離があった人たち、関係なく過ごしてきた方々がたーくさんいらっしゃるのだということに気がついたのです。これは大発見!
こんな最高なことを、ミュージシャンだけのモノにしておくのは、もったいなさすぎる!
時代的にも、今まではお楽しみは誰かが与えてくれるようなものでしたが、ここ最近の流れで私が凄く感じるのは「自分で作る時代」だということ。
環境も、家も、未来も、生活も、街も、自分で作るのが良い。
「欲しい未来は自分の手で作ろう」大好きなgreenz.jpの鈴木菜央さんの言葉。業者に頼んでいた内装工事や発電することさえ、いまや楽しんでDIYする「自分で作る時代」に突入していると感じます。
やはり、音楽も同様なこと。不格好でも下手でも自分でやるのが楽しい。
私は、はたしてガズレレでウクレレを広めているのでしょうか?
一番簡単で一番小さく歌える楽器ウクレレを入り口にして、嬉しい時は嬉しい歌を、悲しいときは悲しい歌を自分で歌い奏でる。そんな音楽にあふれたライフスタイルを皆さんに知って欲しい。自分自身の手で。
今後も「自分で作る時代」は色々なジャンルで活発になって行くのだろうと感じます。
自由に、楽しく、ノンキに、音楽と一緒。
ありがとうございました。