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2015/04/25

金曜日の満員の最終電車に感謝モード

「願えば叶う」という言葉があります。
  子供の頃「パイロットになりたいなー」と言っていた少年がパイロットになり   宇宙飛行士になりたかった少年が宇宙飛行士になり、料理人になりたい人が料理人になる。   絵や音楽をやりたかった人は今それをやり、家族を持ちたかった人が家族を持つ。   しかし、このような言葉はどこか自分に関係ないような、念仏?のような、リアルでないような気分だと思われる方もいらっしゃると思います。   私はブログを書いていくことで、最近自分のなかで色々な変化が出てきたことに気がつきました。   自分の目線が俯瞰的になるのです。   自分を自分が観察しているような感覚。   自分が言ったこと、感じたこと、やったこと、見たこと、聞いたこと、触ったこと   なにか起こったら今まではそのまま、その時の気分で何ということもなく過ぎてしまうであろうところなのでしょうが   ブログを書くようになってからは自分の行動を見て「ふーん僕はこう思っているんだ」「こんなこと僕は言っている」   自分の感覚を分析することで、それを文章を書く。自分自身を上から観察しているような感覚。   昨夜は金曜日の夜でした。 楽しい打ち合わせが終わって最終電車で渋谷から帰宅途中にぼーっと満員電車に乗っていたら、急に感謝モードに入りました。   酔っ払って満員電車で立っているということに、猛烈にありがとう!感謝を感じました。   何故かというと、   私が入院している時に、「あのころは酔っ払って満員電車に乗っていたなー」と、ベッドの中で病気になる前の元気だった時のことをよく思い出して、またそうなりたいと願った光景だったからです。   あの世界にまた戻りたい、あんな日常をまた自分が過ごせるのかな?また酔っ払って満員電車に乗ることができるのかな?   酔っ払って満員電車に乗ること、職場で愚痴を聞くこと、列に並んで自分の列だけ進まないこと、   このような、普段であればただのつまらない事のほうが、その後に復活できて日常に戻れた時に「またこの感覚を味わうことが出来た!」と感激しました。   そんなことを帰りの電車で思い出したのです。   忘れかけていたけれど、こうして金曜の夜の最終電車の人混みに酔っ払って存在している自分を、俯瞰的に見て感謝モードになりました。   あのとき、夢にまで見たことが目の前に現実になっているのに、もういつもの日常に埋もれつつあって   「混んでいるなー」「早く着かないかな」「足が疲れたなー」などと、その時の気分のままに流されている自分。   「願い」を忘れていたことにもう一人の自分が気がついて、自分自身を上から観察したことによって、感謝モードに突入したのでした。   この最終電車にいられる幸せ、立っていられる幸せ、普通の人みたいにできている幸せ、病人でない幸せ。   欲しがるばかりでなく、感謝もしっかりとしたいのです。   私は病気になったから、普段の当たり前の大切さに気がつき「願いは叶っている」という事をこんなにわかりやすく体験している。   しかし、それは私が特別なわけではなくて、皆さんも願いは叶っているのです。   その「願い」は、将来の夢や、これからの未来なんていう大きくて壮大なものだけではなく   「仕事がある」「食べる」「お酒を飲んでお家へ帰る」「帰るところがある」「家族がある」「友達がいる」「生きている」   当たり前すぎて忘れているような願い。でもその願いが叶ったから、そこにある。   もしかしたら当たり前すぎて願いが叶っていることを感じられなくても、いつも感謝しておけば間違いないと思います。   満員電車の私のように、あのとき願ったことが、今叶っていることに気がつけないかもしれないからです。   ありがとう感謝します。何に対して言っているのわかりませんが、何にででもいいと思います。   とにかく昨夜はありがとうと言いたかった夜でした。     ありがとうございました。

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