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2015/03/20

苦労は売ってでもしないほうがいい

苦労は買ってでもしなさい、だとか
  若いうちは苦労をしなさい、的なことはよく言われていることです。   わたしはあまりそうは思いません。   今までどれだけラクしてきて、これからどれだけラクしていけるかだと思っています。   私が高校生時代に学校帰りにいつも仲間たちと集まる友人の家がありました。   その家はいわゆるお金持ちの豪邸で、彼のお父さんが築き上げた事業が成功して建てた広い家にワイワイ悪ガキがたまっていたのです。   たまにそのお父さんが私たちに人生の教訓のようにご自身の苦労された話しをしてくださいます。   「俺の小さい頃は貧乏で大変で色々な苦労をしてきて、なにくそ!と頑張ってきたから成功出来たんだよ!君達も~」   とてもありがたいお話なのですが、それをウンウン頷いて聞いている私たちの中に、その息子がいるわけです。   その息子とは、もちろん私と同年の仲間ですが、私から見れば生まれながらにしてお坊っちゃまなわけです。   苦労はあまり知らずに欲しいものは買ってもらえて豊かに暮らしていたと思います。変に威張ったようなところがまた可愛らしくいい奴です。   お父さんがおっしゃる「大変な思いをしたからこそ、苦労したからこそ、今成功しているんだ」   という流れで行くと「では、息子さんはダメですね」となってしまいます。   しかしその息子はお父さんの家業をしっかり引き継いでお仕事をしています。   お金持ちで苦労知らずでもしっかりお仕事ができて責任感もあり信頼もあるということです。   つまり彼はお父さんから引き継いだお仕事が大好きだったからだと思うのです。   好きなことに没頭して時間を忘れて夢中でそれをやっている時に本人は楽しくて楽しくて仕方がないのです。   しかしそれを何の情報もない赤の他人が見たときに「よくやるよな」「あんなに苦労している」と思われるという事実があります。   反対に、やりたくないようなことをやらされている時は、同じ感覚を持った他人に「こんなことよくやるよ」「苦労してるな」とも言われるでしょう。   私が以前、お金のために建設現場でアルバイトしていた時は、やらされて働くとお金がもらえる=みんな嫌なことをするのが仕事なのでは?と思っていました。   そんな時に将来は建築士になりたいという人が同じアルバイトに入ってきました。彼は「お金をもらってこんなすごい技術を建設中に見れて触れられて将来のためになるなんて夢のようだ」と。彼は楽しくて仕方なかったのです。   その時は目を丸くしてしまいましたが、その後自分も同じようなことをするのです。   私がサラリーマン時代に仕事帰りによく立ち寄っていた人気のダイナー系カフェレストランにバイト募集が出ていました。   以前から料理するのが大好きな私は気になってしまい「ん?ワクワク!」後日面接を受け当時32歳のサラリーマンは未経験料理人として週に数回仕事が終わった夜8時から深夜2時まで働かせていただきました。   通常のお仕事が終わった後に夜中までまた仕事をする。これもまた他人から見れば苦労にしか映らなけれど、当の本人はお金を頂いて大好きな料理を基本から教えてもらえる最高の経験。楽しくて仕方なかったのです。   仕事には結びついていませんが、そのとき得た技術で妻や友人をもてなしたり、ワンランク上の調理や盛り付けができるようになったり自分自身が膨らみました。3日坊主ならぬ最高の3ヶ月坊主をしたのです。   つまり苦労というものは   ①嫌々やっている=やらされていると感じているのが苦労であり   ②当人が没頭しているのを何も知らない他人が見て大変そうだなあと勝手に解釈して言っているのが苦労であるということです。   苦労はしない方が良いですよね?   私が白血病になってしまったこと、骨髄移植をさせていただいたこと、そしてそこから復活できたこと。   このストーリーもまさに「苦労」ですが、病気にならないほうがいいに決まっているのです!ラクして楽しいことして幸せな方がいいに決まっているのです。   負け惜しみという訳ではありませんが、病気のおかげでたくさんのことに気付かされ感謝や愛や気持ちの力の大切さも感じ成長できたことは確かです。   しかしみんな病気にならないとそれがわからないわけではありません。   そのような時のどう思うか?そういった気持ちを皆さまに少しでも感じていただけるように、私はこのブログを書いています。   本当は楽しんでラクしているだけで良いのです。楽しいと書いてラクです。   好きなことに没頭して時間を忘れて夢中でそれをやっている時に楽しくて楽しくて仕方がないことが幸せだと思います。   いろんなことがうまく行っていない時は、それはそのままに夢中になれることを増やせばいいと思います。   仕事中でも入院中でも、いつだって想造して考えるだけ「帰ったらあれしよう」   そんな時間が増えていくだけでいいと思います。   楽していきましょう。   ありがとうございました。

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