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GAZZLELE

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2014/12/26

むじゃきにやってみよう

無邪気な子供のような想造意欲というものは、
  その道のプロたちもたじろぐような力があります。   ネットや雑誌で「スモールハウス」小さな住居に最小限の好きなものだけに囲まれて   コンパクトに暮らすライフスタイルを知って、私たち夫妻はすごく興味を持ちました。   小さな住居に関する大好きな WebサイトYADOKARIも出展しているとのことで   今年の秋に日本初の「小屋展」というイベントに遊びに行った時のことでした。   そこでは各住宅メーカーや工務店が新しい小屋のあり方を提案していたのですが、   そのなかでYADOKARI小屋部さんの作品のコンセプトに驚かされてしまいました。   なんと、何の技術もない素人さんがみんなでワイワイ集まって一つの小屋を建てるというもの。   小屋を大工さんではなくて自分で作る。大丈夫なのでしょうか?   よく見ると隙間だらけだったり真っ直ぐでなかったりするのですが、もの凄く良いのです。   暖かいというのか、ほのぼのしているというのか、自由でした。   4畳半という大きさは建築確認がいらないそうで犬小屋と同じ扱いだそうです。   そこに住んだり、書斎にしたり、それを面白がる人々の自由な感覚。   逆にプロには絶対に真似出来ない魅力を感じました。   こんなにも楽しそうな感覚をいただき、教えていただきました。   その数ヶ月前から私の妻が自宅マンションのDIYに目覚め、壁紙を張り替えたり、床を張り替えたり   いろいろ試行錯誤しながら全て自分の手でリフォームし始めたのです。   DIY女子です。   妻がやった仕事は予想をはるかに超える完成度の高さでした。   しかしプロが見たら全然ダメなものかもしれません。   しかし不思議なもので自分の手でリフォームした部屋に住んでいるのはとても気持ちがよく   今までよりも愛着がわく、ほのぼのした空間になっていました。   なぜ私がYADOKARI小屋部と、妻のDIYリフォーム的感覚に惹かれたのでしょう。   それは私のウクレレスクール「ガズレレ」にも同じようなムードを感じたからでした。   ・建築物は大工さんや職人さんが建てるもの。という固定観念。   ・リフォームは内装屋さんリフォーム屋さんがやるもの。という固定観念。   ・音楽はプロの歌唱力、高い演奏力の方の作品を聴くというもの。という固定観念。   今までは他人の作品に共感し、よりそっていたこと。   自分でやってみると出来た。   それらは自分でやったほうが、ほのぼのして暖かく柔らかくて素敵なのだという感覚。   今まで当たり前に人様に任せていたり、できっこないと思い込んでいる事も   実は自分でできることはたくさんあるのです。   下手が美しいという感覚。   そもそも上手い下手の「評価」すらない自分だけの世界。   下手でもやってみると楽しいオンリーワンです。   子供の頃秘密基地を作ってワクワクしていたあの感覚です。   以前このブログでも触れた「熟練していないからこそピュアな感動がある」という大事なこと。   自らが生みだしたモノに囲まれて生きているなんて素敵なことだと思いませんか?   そしてもう一つ、最初の一歩を踏み出す時の原始的な瞬発力の凄さがあります。   普通に歩いている人を見てもなにも感じませんが、   ハイハイしていた赤ちゃんが歩いた時には感動してしまいます。   自転車に乗っている人を見ても何も思いませんが   一生懸命練習してやっと自転車に乗れた少年の姿を見たら感動してしまいます。   ガスレレスクールでも全くの初心者の生徒さんが、やっとのことでレッスン最後に   たどたどしくも楽しそうに弾くウクレレと歌にグッときます。   ハイハイした赤ちゃんも、自転車に乗れた少年も、ウクレレが弾けた方も、   もちろん自分自身が一番感動して輝く瞬間です。   そしてその思いを抱えて、次の何かに向けて動き出すのです。   このような二つの感覚をずっと持ち続けていれば楽しいことばかりです。   そういう瞬間に少しでも会いたいし、見たいです。   そういう楽しい瞬間に居合わせたし、応援したいです。   そして私自身もプロとして豊かに楽しんで行くために、偉大な素人であろうと思います。   ありがとうございました。

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