上野の博物館でだそうです。
え?と思いますよね?
この話は私の大好きな「芸術は爆発だ!」岡本太郎さんの有名なエピソードです。
縄文式土器は大昔にどこかの発掘現場で文字通り発見され博物館に展示されていました。
岡本太郎さんはその土器に奇麗な装飾が施してあるのに気がつきました。
太古の日本の庶民文化の生活道具に「飾る」という芸術性があり
それが刻まれた”芸術的価値観”が縄文式土器に存在している事を発見したのです。
当たり前にあるようなものでも、違う目線や立場で見れば全く違う価値観に変わります。
ファッションやカルチャーなどは好例で、一世を風靡し流行って、そして廃れてカッコ悪いものになってしまっても、何十年か経った時代の目線から見ればかっこいいものに早変わり再発見リバイバル復刻です。
私の白血病に対する考え方も「話したくもないこと」だったものが「貴重な経験」だったことを再発見したのです。
ウクレレに対する価値観もまた発見でした。
①リュックに入れて何処でも連れて行けて
②好きな曲が簡単にすぐ歌えて
③ライフスタイルを「聴く人から演る人へ」変える
明日は「ガズレレ」仲間の恒例イベント
ガズレレ大発表会 winter sesson !!! が開催されます。
このイベントも新発見だったのです。
どこが新しいかと言いますと
私はバンド活動していますのでライブハウス等でたくさんのミュージシャンのライブはもちろん、
お芝居やミュージカルやサーカスなど様々なエンターテイメントのステージも興味を持って見てきました。
ステージ上のパフォーマー達は磨きに磨いた自分の演目に自信を持ってステージに上がり
「皆さんに楽しみと感動を与える」ことを追求しています。
それに応えるようにお客様から素晴らしい拍手に包まれる。
「またこの場所に来よう」と思わせる熟練の技術の高さがお客様に評価される、
のに対して
私が主催するガズレレ発表会はまったく正反対の”超”のつく素人集団のウクレレライブステージ。
しかし
「皆さんに楽しみと感動を与える」という一点で見れば
プロのパフォーマーの方々と同じレベルのショーだということを発見しました。
出演者の方ご自身は、様々なライブやショーにお客さんとして行くことはあっても、ご自分が向こう側に立つなんて思ってもいなかった。そんな方々の、本当の意味で生まれて初めてのステージ。
上手ではないですが、テクニックや装飾では表せない「歌う」という本能的なものがビシビシと伝わってきます。
つたない演奏と歌で心臓が飛び出しちゃいそうな緊張。
お客さんも大勢いらっしゃってくれていますのでさらに指は震え、声は震える。
それでも演奏しきって笑顔が溢れる。
この単純なドキュメンタリー性。これがもの凄くエンターテイメントなのです。
熟練していないからこそピュアな感動があるという、素晴らしいショーなのです。
お客様や他の出演者さんは応援したり笑ったり一緒に歌ったり、アットホームなショータイムを楽しんでくれています。
私が毎回思うのは、長年バンドなどでステージに上がってきた中で
もしや忘れてしまっているかもしれない大切な何かがその姿から見えるような気がして感動してしまうのです。楽しみです。
明日12月13日(土)お時間ある方、代官山でその楽しさを味わってみてください。
https://www.facebook.com/events/686104491473886
あなたの周りに転がっている当たり前のことも
目線や見方を変えたり、時間を置くだけで価値観がガラッと変わる新発見がきっとあるとおもいます。
良くない思い出さえも好転させてしまえば、また楽しくなります。
ありがとうございます。