2016/06/17
ウクレレを練習中の皆さんこんにちは。
だいたい私は想像がつくのです。
皆さんが夢中で練習している時、どういう姿勢で、どういうところに視線があるのかを、、、。
それは「楽譜」ですよねー。。
音楽を生み出して、奏でているのに、目線は楽譜に釘付けになっていませんか??
穴があくほど、その楽譜を「ガン見」してませんか???
ご自分の練習風景をムービーで撮ってみれば、一目瞭然です。
ズバリ、それは「音楽」をしているように見えて、ただ字を「読んで」いるだけなんです。
バンドのライブ中にベースを弾いている人が同じメンバーのドラムの人を見て「ニコ!」とか「うんうん」とかやって、目を合わせている場面を見たことがありませんか?
ギターとボーカルの人も、ちょこっと目を合わせて息を確認しているというか、なんだか、ああ言う場面て、カッコ良くて憧れたりしません??
あれはですねえ、バンドのメンバーの上に「曲」=「音楽」という大きな丸い玉があって、
それをバンドのメンバーがいろいろな方向から支えているのを、お互いに「俺たち今うまく支えられてるよな!」と、目で語っているんです。
バンドのメンバーぞれぞれの人が、同じ玉を見て、支えて。生み出している。
音楽を生み出して、それを一緒に奏でて、共有しているから、あんなにいい顔が出来るのです。
ウクレレ練習中の方はまだまだこれからですので、楽譜を見ないと弾けないことはわかっております。
では、どうすればよいでしょうか??
それは、楽譜を見てもいいけれど、ずっと凝視するのをやめればいい。
曲を弾いている時に、ふと顔を上げてみる。
今日のように快晴の日は青空が見えたり、太陽の光が差している。
それを感じながら、楽譜をちらっと見ながら、歌う、演奏する。
「今、自分は、この晴れた日に気持ちよくウクレレで歌っているなあ」
そんなことを感じながら、今自分がいるステキな状況に気がつきながら生み出す演奏は、きっといいと思います。
逆に、楽譜を凝視している人は楽譜の世界にのめり込み、この晴れた青空なんか、全く関係ないところで、音楽をやっているというよりは楽譜を読んでいる。
音楽という玉を、持ち上げましょう。
今、その玉はきゅうくつそうに楽譜の横に小さくなって沈んでいますよー。
目線を上げて、景色を見ながら、その場の情景や空気感や自然を感じながら、歌って弾けば、その玉は頭の上に上がってきます。
もし誰かの前で演奏するときは、その玉をお客様と一緒に見るようなイメージがいいです。
お客さんも、きっと何かを感じてくださると思います。
楽譜から目を離すことが出来ても、また楽譜に目を戻した時に「あれ?!どこだっけ??」となります。
でも、慌てずに、何もなかったように、探す。。。それを繰り返すうちに、それにも慣れてきて、さらには覚えてしまえば最高。
そういうことも、ウクレレとか音楽をやる上では重要になってきます。
簡単ウクレレ教室ガズレレのレッスンの時は、いつも皆さんで何曲も大合唱いたします。
「みんなの頭の上の玉があるように、楽譜と、その玉と、みんなの目を見ながら」
まず、顔を上げて演奏するだけで、声がめちゃ大きくなります。今までは下を向いて喉が窮屈になっていたんです。
そして、なんだか、楽しくなってくる。
バンドマン達のようにお互いに「私たち今うまくこの玉を支えられてるよな!」と、目で確認しあいます。
ぞれぞれの人が、同じ玉を見て、支えて。生み出している。
音楽を生み出して、それを一緒に奏でて、共有しているから、みんな、あんなにいい顔が出来るのです。
楽譜からちょっとだけ目を離すだけで、世界が変わりますよー。。。
そして、大好きな曲たった1曲でいいので、丸暗記してみることに、挑戦してみてください。
ありがとうございました。