日本語には50個+αの文字しかないのに、その言葉をつないでありとあらゆることを伝えたり表現したりすることができます。
あいうえお・かきくけこ…この文章を書くにも、限られたこれらの50個+αの文字の中から、言葉を作り書き出しています。
英語に至っては26文字しかないというのに、その文字で世界と繋がることが出来る。
そしてそこから生み出される文字は、喜びや楽しさを与え、眼に浮かぶような映像を想像させ、感動を与えてくれます。
逆に、何の気なしに書いた文字で、誤解を生み悲しみや怒りを与えてしまったりということもあります。
それも分かった上で、書く。作る。描く。歌う。
そして音楽人は、その限られた50個+αの文字で歌詞を書く。
メロディーと混ざりあうことで、作者の頭の中にある景色が、聴いた人の頭の中で再現されていく。
曲を創るというのは、作者が頭の中の世界を届けるために、50個+αから言葉を選んで、並べてドラマを作っていくこと。
聴く立場になってみますと、自分が大好きな曲というのは、作者の作ったドラマがよく伝わっている曲なのではないでしょうか?
言葉を聴き、言葉を読み、伝えたいことを他人の頭に思い浮かばせるものすごいツール。
たった50個+αの文字から生み出される、限りのない無限の物語とドラマとストーリー。
ありがとうございました。