まずは天気予報を合図にはじめてみる。
私が主宰する簡単ウクレレ教室「ガズレレ」でウクレレをスタートさせたフレッシュな方々!最初のレッスンで夢中で覚えて、何曲もすぐに出来て、歌えるからまたどんどん楽しくなる。「え~音楽ってこんなに簡単で面白いものだったんだ~!」「家に帰って毎日張り切って練習してあっという間にうまくなるぞー!」と決断します。が、家に帰ってしまうとなかなか練習できない。練習するつもりはあるんだけど、後で後でと思っているうちにあっという間に1ヶ月経ち「あ、もう明日次のガズレレだ~~!」 なんて慌てて前回の復習をするも、あまり覚えていない。。。そしてガズ先生に「毎日少しでも触ってますかー?」と聞かれ「あ、昨日少し、、、」なんていう方が多いようですーウクレレは毎日3分でも触って弾いていればすぐにうまくなります。まず、ウクレレをケースから出してソファやダイニングテーブルの上の、もっともジャマくさいところに置くようにしてください。そうしたら、否応なしに片付けるために触る、その瞬間に2~3分ポロンポロンと弾くだけでいい。家に帰ったらまず、ケースからウクレレを出すのを忘れないでください!それでも忙しい毎日を過ごしていると、なかなか余裕を持ってウクレレを弾く時間は取れません。ですから、そのゆとり時間を探しましょう。どこにあるでしょうか?? 例えば、、、朝か夜にテレビでもネットでも天気予報を見ませんか?天気予報を気にする時というのは、比較的のんびりリラックスしている時が多いような気がするのですが、天気予報を合図にウクレレの練習をするのはいかがでしょうか?なんでもいいけれど、自分への気づきとしてそういうものがあった方がいいです。毎日少しでもウクレレに触ることが当たり前になると、上達します。すると、気になる事や質問もきっとたくさん出てきます。大好きな歌にチャレンジしたり、難しいところを繰り返しやったり、リズム感を鍛えたり、いろいろと次の壁というかドアが現れてきます。いつまでも楽譜とにらめっこでも面白くないので、見なくても弾けるように歌詞やコードを暗記したり。そういったことに夢中で取り組んでいる時間こそが、実は私が皆さんに味わって頂きたい「至極の時間」なのです。結果ではなくて、過程こそが最も大切で面白いところです。そんなあなたはもうすっかり「音楽人」。プロとかアマとか上手とか下手とか歌が上手いとかリズムが悪いとかではなく、どれだけ毎日の生活の中で我を忘れて音楽に夢中になれるかどうか。ガズレレウクレレ教室が伝えたいことはウクレレの演奏ではなく、皆さんがこういった「音楽人」になってくれることなのです。私が大病を患った時に「音楽」が大きな助けになってくれました。そんな生きる支えにさえなってくれる「音楽」をミュージシャンだけでなく、もっと多くの人の生活の中に届けたいです。楽器も音楽もやったことがない方は、一番簡単で、一番小さなウクレレを使って「音楽人」になっていきましょう。毎日少しでもウクレレに触って練習すれば、どんどん上達します。しかしウクレレが上達した!という結果よりも、少しずつ夢中で前に進んでいる過程こそが、実は最高の目的なのです。毎日「音楽」に直接触ることで、知らないうちに豊かな「音楽人」になっていき、このさき楽しいときにも、苦しいときにも、音楽が力になってくれると思います。これからは音楽は「聴く」から「やる」に変わっていくでしょう。今からでも全然遅くありません。天気予報が、まずはその合図です。大人も もう一度歌おうよ!ありがとうございました。